対話なくしては、何も成し遂げられない。
ちょうど転職を考え始めていた、とある夜。自転車に乗っていた私は、角を左折しようとハンドルを切りました。直後、自動車とぶつかったのです。身体が飛んだ、と思った。次に、本当に死んでしまうかもしれない、と思った。「ステップアップ」や「グローバル」を意識していた私の転職条件に、「人の安全に携わる」が入ってきた瞬間の話でした。安全部品の重要性について身を持って体感した私だからこそ、オートリブへの転職は必然だったのかもしれません。
現在担当しているプロジェクトマネジメント(PM)は、製品の立ち上げから一貫してプロジェクトとメンバー全体を管理する仕事です。スケジュール管理、予算管理、トラブルが起きれば交渉・調整。お客様とのやり取りはもちろん、社内との関わりは海外拠点にまで広がっています。この仕事を一言で表すなら、「コミュニケーション」。上手くやるための絶対の法則ではなく、小さな対話や確認を積み重ねていくことが最も重要です。
対話なくしては、何も成し遂げられない。今の私のポリシーです。
成果物はない。しかし、大きな達成感がある。
コミュニケーションの重要性を学んだのは、PMとなって初めての、インド拠点とのプロジェクトでした。当たって砕けろ!と意気込んで始めた仕事。まず立ちはだかったのは、言語の壁です。自分の依頼や想いが伝わらない。相手の英語が聞き取れない。日本の主張とインドの主張がぶつかった時には、くじけそうになることもしばしばありました。それでも私は諦めなかった。どんなに小さなことも連絡を取り合う。スケジュールは何度も確認する。細かい対応を重ねるうち、いつの間にか目線が揃い、チームに一体感を感じるようになりました。PMの成功とは、日々信頼の積み重ねなのだと感じます。毎日の壁はあれど、振り返ればいつの間にか、立派な道ができている仕事です。
PMは自分の手元で、直接製品を触ることはありません。目に見える成果物のない仕事です。一方で、製品の最初から最後まで一貫して見届けられる仕事でもある。オートリブの製品が世の中に出ていくたび、誰よりも意義や達成感を味わっていると思います。
日々交通事故のニュースを見ると、ドキッとする。でもそこに「死傷者ゼロ」の文字があると、少しホッとして、また背筋が伸びます。私たちが、誰かの安全を確実に守っている。その想いを原動力に、私は今日も様々な人とコミュニケーションをとるのです。
Passionate Colleagues - We Empower Safety動画