オートリブは10月21~22日に、スペインのサラゴサで開催された国際モーターサイクル安全モビリティ会議(International Motorcycle Safe Mobility Conference)に参加し、研究者、安全専門家、業界リーダー、政策立案者らとともに知見を共有し、オートバイの安全性向上に向けた新たな取り組みについて意見交換を行いました。

オートリブからは、EVP兼シニアテクニカルアドバイザーおよびオートリブアメリカ技術担当副社長代行のJordi Lombart氏と、バイオメカニクス エキスパートのShiyang Meng氏が参加しました。両氏は、モーターサイクリストを保護し、事故時の重傷リスク低減を支援する安全ソリューションの開発に向けたオートリブの取り組みについて知見を共有しました。

パネルディスカッション「エアバッグ時代における傷害評価と予防:世界各国のデータ(Injury Assessment and Prevention: Data from Around the World During the Airbag Era)」では、Shiyang Meng氏がオートリブのエアバッグ・バイオメカニクスに関する取り組みを紹介し、他の専門家とともに、傷害の傾向、安全データ、そしてライダー保護をさらに進化させるための機会について議論しました。

バイオメカニクス研究は、傷害がどのように発生するのかを理解し、モーターサイクルライダー向けの効果的な保護システムを開発するうえで重要な役割を果たしています。また、参加者は、現在ヤマハ「Tricity 300」に採用されているオートリブの二輪車向け統合エアバッグシステムを間近で見学する機会を得ました。このシステムは、事故解析、シミュレーション、および各種試験を通じて開発されており、前面衝突時に展開して、重大傷害や生命に関わる傷害のリスク低減を支援するよう設計されています。

Conferense in Zaragoza

オートリブは、先進的なセンシング技術、統合エアバッグシステム、そして軽量設計を組み合わせたウェアラブル安全ソリューションであるモーターサイクル用エアバッグベスト技術も展示しました。この技術は、さまざまな衝突形態においてライダーの保護性能向上を目指して開発されています。モーターサイクルの安全性向上は、交通弱者(Vulnerable Road Users: VRUs)を保護するという、より広範な社会課題の重要な一部です。オートリブは、長年にわたり培ってきた安全技術の知見に加え、バイオメカニクス研究、実事故データ、および技術開発を組み合わせることで、ライダーの保護性能向上に貢献するソリューションの開発を推進しています。また、研究機関、業界の専門家、その他のステークホルダーとの連携は、さらなる進歩を実現するうえで欠かせません。オートリブは、国際モーターサイクル安全モビリティ会議(International Motorcycle Safe Mobility Conference)のような場を通じて知見を共有するとともに、安全に関わる幅広いコミュニティから学びながら、より安全なモビリティ社会の実現を支えるイノベーションの開発を継続しています。

 

これもまた、オートリブのビジョンである 「より多くの命を守る」 の実現に向けた取り組みの一つです。