長期的な関係のために、今は時間をかけてこだわってもいい。

オートリブの営業職は、プロジェクトのスタートをリードする存在です。お客様である自動車メーカーが新車種を開発するとなれば、チームメンバーと連携して必要な部品の性能やサイズ、コストを確認。社内の開発・生産体制を調整し、資料を準備してお客様へ見積もりをお出しします。高い製品知識はもちろん、法律など周辺の知識、そして情報収集力、資料作成力、提案・交渉能力。様々な知識とスキルが求められるポジションです。

中でも私が重視しているのは、お客様とオートリブの長期的な関係を築くこと。たとえば以前、お客様へ大幅な価格交渉をしなければならなくなったことがありました。見積もりを1度提出した後に仕入価格の変動があり、見積もりの再調整を打診。一度合意したものを訂正するのはお客様側も難しく、しかしオートリブとしてもコスト増大による利益減は少しでも押さえたい。悩みながらでしたが、ずっと先で私が担当でなくなった後も「オートリブさんとお取引を続けたい」と言っていただける関係性を築くことに私はこだわりました。情報収集と資料作成に時間をかけ、お客様と密に話し合いを重ねて、両者がともに着地点を模索。お互いに納得できたことで、今も円滑な関係が続いています。

営業の醍醐味は、「残りの1割」に凝縮している。

営業職に就いているというと、周りの人から「大変そうだね」とよく言われます。社内外の調整に腐心したり、状況によって臨機応変さが求められたり。苦しさを感じる場面も、たしかにある。地道な仕事であり、9割は「泥臭い」と感じることもあるくらいです。しかし営業の醍醐味は、残りの1割にこそ凝縮していると私は思うのです。お客様が心から感謝を述べてくださったとき。海外拠点との交渉がよりスムーズにできるようになったとき。誰かに安全を届けられたことが、売上成績となって可視化されるとき。プロジェクトのリードを実感できたとき。この1割にある達成感の積み重ねが、残りの9割ぶんの原動力になります。

営業職に就いて10年以上。この仕事の面白さを十分に体感してきました。だからこれからは、次の世代にこのやりがいを語り継ぎたいと考えています。さあ、まずは「営業って楽しいよ!」と、胸を張って言うことから。

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