国連交通安全基金

オートリブは、国連交通安全基金(United Nations Road Safety Fund, UNRSF)を支援し、交通安全に関する課題への理解を深め、最も支援が必要とされている地域での安全な移動の実現に貢献しています。

持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて世界が前進するためには、業界を超えた連携が何よりも重要です。UNRSFの支援は、オートリブが世界で直面する主要な交通安全の課題についての知見を深め、自社の専門性を共有するための貴重な手段です。私たちは、当社のビジネスと命を守る製品、そして新たな手法の開発を通じて重要な役割を果たしています。より多くの命を守ることは、当社のサステナビリティ戦略の中核であり、年間10万人の命を守ることを目標としています。

プレスリリース

世界の交通安全を推進する:オートリブの取り組み

オートリブにとって、交通安全は全ての活動の中心です。自動車安全分野のグローバルリーダーとして、私たちはイノベーション、協業、業界をリードする取り組みを通して、交通事故による負傷や死亡の削減に取り組んでいます。私たちの継続的な取り組みは、ベストプラクティスの推進、業界を超えたパートナーシップの構築、そしてすべての人々にとって交通をより安全にするための各種取り組みの支援に焦点を当てています。オートリブは、2025年2月17日~20日に開催された「第4回道路安全に関するグローバル閣僚級会議」に参加し、命を守る革新的な技術に関する有意義な議論をリードしました。 

「Safe and Affordable Helmets」に関する取り組みへの支援

モーターサイクル利用者は、最も交通事故のリスクの高い交通利用者の一つです。ヘルメットの着用は、重大なけがを防ぐ最も効果的な手段の一つです。オートリブは、世界でヘルメットの着用率を高めるため、国連の「Safe and Affordable Helmets (SAAH)」イニシアチブを積極的に支援しています。この取り組みは、高品質でかつコストパフォーマンスの高いヘルメットをより多くの人に届けることを目標としており、より多くのライダーが自らの命を守れるようにすることを目指しています。

このグローバルの取り組みを支援するだけでなく、オートリブは通勤時のヘルメット着用を推進する社内プログラムも開始しました。まずはタイから導入を開始し、今後5年間で他の地域にも順次展開していく予定です。この取り組みは、社内における安全意識の向上を図るとともに、私たちの安全へのコミットメントを社外にも広げていくものです。

交通安全における企業リーダーシップの推進

オートリブは交通安全に関する企業のベストプラクティスの形成においても、リーダーシップを発揮しています。私たちは、世界保健機関(WHO)と国際交通フォーラム(ITF)が共同で開発した新たな評価フレームワークに参加しています。このフレームワークは、企業がバリューチェーン全体で交通安全に関する取り組みを実施・評価するための指針となるものです。この枠組みに準拠することで、私たちは交通安全に関する取り組みの透明性と説明責任を一層高めています。

業界におけるコラボレーションを強化する

世界の交通安全に関する課題は、一つの組織だけで解決できるものではありません。そのためオートリブは、政府、政策立案者、業界パートナー、学術機関と積極的に連携し、実質的な変化を生み出すことに取り組んでいます。国連交通安全基金(UNRSF)との継続的な協力をはじめとする国際的な交通安全フォーラムやパートナーシップへの参加を通じて、私たちは新たな安全ソリューションや政策の推進に貢献し、社会全体に恩恵をもたらすことを目指しています。

安全なモビリティの実現に向けた長期的な取り組み

オートリブは、交通の安全性を向上させるには、長期的な取り組みと継続的なイノベーションが不可欠であると考えています。自動車安全分野における専門知識、グローバルな取り組みへの参画、そして自社のビジネスにおける積極的な取り組みを通じて、私たちは今日、そして未来に向けて、より安全な交通環境の実現に貢献していきます。

「交通安全は、私たちオートリブの全ての活動の核となるテーマです。そして実質的かつ効果的な改善を実現するためには、業界を超えた連携が不可欠です。オートリブは自社の専門知識を共有し、既に実現可能な交通安全の改善策と、将来的に可能となる取り組みを示すことで、持続可能な開発目標(SGDs)及び関連するアクションプランに貢献しています。学術界、産業界、政府機関の連携は、革新的で差別化された、そして実行可能なソリューションを生み出すための基盤です。」とオートリブの研究担当副社長であるセシリア・スンネファング(Cecilia Sunnevång)は述べています。

Cecilia

オートリブとUNRSF(国連交通安全基金)との対談

オートリブは、国連交通安全基金(UNRSF)のマルチステークホルダー・プラットフォームの一員として、大きな影響力を持つ交通安全プロジェクトに関するUNRSFの取り組みを直接支援しています。また金銭的な貢献を通じて、低・中所得国におけるUNRSFのプロジェクト運営も直接的に支援しています。こうした民間セクターからの多角的な関与こそが、すべての人々にとって安全で持続可能で誰もが利用しやすいモビリティを実現するというSDGsの目標達成に向けて、世界全体における活動を加速させる原動力となります。

 

ネカ・ヘンリー(Nneka Henry)、UNRSFの事務局長

オートリブの『THE ROAD AHEAD:安全で持続可能なモビリティのための26の声』への貢献

Boilder plate with RSFlogo