フロントセンターエアバッグ

フロント席の乗員保護を強化

フロントセンターエアバッグは、側面衝突時に乗員を保護します。これらは、乗員が座っている場所の反対側に車両が衝突したときに展開します。

側面衝突時に保護します

フロントセンターエアバッグは、運転席と助手席の間で膨らみます。側面衝突時にフロント座席の乗員同士の衝突を防ぐのが目的です。側面衝突時で負傷した乗員のほぼ半数は、衝突された側の反対側にいます。反対側からの衝撃は、重大なけがを引き起こす可能性があり、ドライバーが横に移動して侵入してきた物に衝突したり、同乗者がいる場合は衝突する可能性があります。

フロントセンターエアバッグの効果

  • 反対側の衝撃から乗員を保護
 
  • 車内における激しい接触からドライバーを保護

 
  • ドライバーと助手席の乗員との相互接触を回避
 

 

垂直展開による保護強化

フロントセンターエアバッグは、通常運転席の車両内側に取り付けられ、前席乗員2人の間に垂直に展開して、反対側の乗員の移動を制限し、前席乗員2人の間の衝撃から保護します。フロントセンターエアバッグは、万が一の事故の際にもドライバーを驚かすことがないように、わずかに湾曲した形状となっています。エアバッグは、側面衝突の場合にのみ展開し、前面衝突や背面衝突では展開しません。

20年以上にもわたるファーサイド側突の研究

オートリブは、20年以上にわたりファーサイド側突とそれに伴う傷害を研究してきました。2020年、欧州新車アセスメントプログラムであるユーロNCAPは、評価にファーサイド衝突評価を組み込みました。韓国のNCAPと中国のNCAPも同様に、評価スキームにファーサイド評価を追加しました。

 

オートリブにおけるイノベーション

自動車安全のリーダーとして、当社は研究と新技術に継続的に投資しています。当社の最新の革新的な発明であるベルヌーイエアバッグにより、当社は車両の安全性を新たな高みに引き上げています。新しい電気自動車で必要とされる大型のエアバッグをより効率的に膨張させることができ、開発時間とコストを削減することができます。