衝突安全製品のプロフェッショナルを目指し、 世界No.1シェアを誇るオートリブへ入社。
オートリブを選んだのは教授のお墨付き企業で歴代の先輩も入社している安心感と、業界でも有名だったことがきっかけです。決め手は見学会に行ったときの工場見学でした。普段の研究とは違う本物の設備スケールに迫力を感じ、ここで実験がしたいと強く感じて入社しました。
私は入社以来、シートベルトのタング(差し込む部分)の開発を担当しています。今は自動車メーカーからより使いやすい製品をという要望をいただき、5年先の車に使うため新規開発に取り組んでいます。
新規開発に取り組む際には海外のトレンドを仕入れることも重要。そのため、製品のグローバルチームで行う月数回のミーティングで相談し、アイデアや情報をもらって開発に活かしています。世界中とフラットに情報交換できることが、当社の技術力と開発力につながっているなと感じますね。

2年間、40回以上のレビューを乗り越え、 国内メーカーでの初採用を実現。
最近達成感を得た仕事は、国内メーカーのお客様がまだ使ったことのない海外製品の販売に2年間取り組み、初採用となった案件です。実は海外と日本で安全に対する考えが異なるため、お客様の試験をクリアしたからといって簡単に採用してもらえるわけではありません。
製品コンセプト、材料の強度、試験にクリアできた要因など多岐にわたる質問をいただくので、答えるためには情報収集・調査・試験、その結果を用いた資料作りが必要です。今回は海外製品だったので、海外の設計担当に設計コンセプトやどういう考えで作った製品なのかをヒアリングしました。私は英語があまり得意ではないので、その準備も大変でした。
情報収集・調査・試験を繰り返し、資料を作って臨んだレビューは社内も含めて40回以上。まだ細かいところを詰める必要はありますが、ようやく採用いただくことができてホッとしています。今回は高級車向けの製品をご採用いただいたため、今後お客様の承認が降りればその他の高級車にもすべて展開できる可能性があります。この仕事で製品の取引数を拡大していく足がかりが作れたことを、本当に嬉しく思っています。

「これをやりたい」という強い意志があれば、 オートリブの環境を活かしきって楽しく働ける。
私はまだ入社6年目ですが、運良く量産や販売など達成感を味わえる仕事を経験できました。そのため、今後は自分の考えた製品をゼロから作って世の中に出すまで、やりきることを目標に置いています。
当社にはこんな風に「自分はこれがやりたい」という意志を持って、仕事をしている人が多いです。意志を持った個々人がチームで動くと、ぶつかりあうのでは?と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、それぞれの意見を尊重する姿勢があれば、チームワークとの両立もできるとこの会社に入って実感しています。
入社前にOBから、とても話しやすく相談しやすい雰囲気の会社と聞いていましたが、本当にその通りでした。オープンマインドでお互いが助け合いながら仕事ができる文化が、オートリブにはあります。また、やりたいと手を挙げればやらせてくれる環境があるので、そういった環境で大きく成長したいと考えている方とぜひ一緒に働きたいですね。
私自身、今の仕事をやっていて大学時代にもっと勉強をしておけば良かったと感じることが多々あるので、学生の皆さんには「今のうちにやれることはすべてやっておいた方がいい」とお伝えしたいですね。後悔がないように学生時代を過ごし、社会人としての一歩を元気よく踏み出してほしいと思っています。
