エアバッグ
オートリブは、エアバッグ製造技術における業界トップのリーダーとして認知されています。今日のハイテク車両でも、エアバッグは安全性を高め、シートベルトと組み合わせで最適に機能します。 衝撃を感じると瞬時にガスを排出し、袋体を膨らませて乗員を衝撃から守るエアバッグ。オートリブでは正面衝突時に胸部・頭部の障害を低減するドライバーエアバッグをはじめ、助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグなど、様々な部位を守るための先進的な製品を開発・製造しています。
運転席と助手席のエアバッグは、乗員とステアリングホイール、インストルメントパネル、フロントガラスの間にエネルギー吸収クッションを提供します。ドライバーエアバッグは、正面衝突による死亡者を約25%削減(シートベルト着用時)、頭部重傷を60%以上削減します。助手席エアバッグは、正面衝突による死亡者を約 20% 削減します(シートベルト着用時)。 運転席エアバッグはステアリングホイールに、助手席エアバッグはフロントパネルに設置されています。これら前面衝突エアバッグは50/1000秒以内で展開されます。ちなみに側面衝突エアバッグは12/1000秒以内に完全膨張します。
ニーエアバッグは、車両のダッシュボード下部から展開し、乗員の脚部の衝撃力を分散させ、脚や膝の怪我を軽減します。さらに、乗員挙動を制御して、運転席と助手席のエアバッグが最適な保護を提供できるように設計されています。
サイドエアバッグは通常シート内にあり、乗員とドアの間で膨らみます。このエアバッグは、胸部損傷のリスクを約25%低減します。デュアルチャンバーサイドエアバッグでは、骨盤と胸部の両方が保護されているため、側面衝突事故での重傷のリスクをさらに低減させます。
サイドカーテンエアバッグは、サイドウインドウ上部のルーフラインから展開し、乗員の頭部とウィンドウまたは車外からの侵入物との間にクッションを膨らませます。このエアバッグは、側面衝突による生命を脅かす頭部外傷のリスクを約 50% 低減します。