69.創業70年
69.創業70年
今年オートリブが創業70年となり、五大陸にまたがって70,000人近い従業員を抱え、27か国で事業を展開していることをご存知でしたか?
2000年には、オートリブの従業員は30か国以上でたった30,000人未満でした。
Image:オートリブのもう一つの記録は、2019年に10億台目のインフレ―タを生産したことです。
70.日本は今年で36周年
70.日本は今年で36周年
オートリブの日本法人が、今年て36周年を迎えたことをご存知でしたか?
オートリブ株式会社(日本法人)が開設36周年を迎えた今年、秋に愛知県知多市に「中部事業所」を開設します。これからも日本のお客様との連携を強化し、モビリティの安全ソリューションを開発・製造・販売し、社会に貢献していきたいと思います。
Image:中部事業所の外観
5. 自動運転車
5. 自動運転車
初めての自動運転車は、早くも1990年後半にオートリブが試験を行ったのをご存知でしたか?
もちろん欠点もありましたが、将来に向けた展望がありました。しかしオートリブが本格的に「アクティブセーフティ」として知られるようになる技術に取り組み始めたのはその後何年もたってからでした。アクティブセーフティは事故を未然に防止するシステムであるのに対して、パッシブセーフティとは、衝突時に車両内の乗員を守るシステムのことです。
Image:社外の人々を守るパッシブセーフティ(衝突安全)の例
4. Stil-Industrier
4. Stil-Industrier
レナート・リンドブラッドの兄スティグは、兄弟が別々の道を歩み始めた後、新しい会社をスタートさせたのをご存知でしたか?
この会社は、Stil-Industrier(「Stil」はスティグのイニシャル)という名で、レナートが製造するベルト用の金属部品を作っていました。兄弟は密接に協力しあい、スティグの活動と創意工夫がオートリブの発展に大きな影響を与えることになりました。スティグは一か八かやってみるタイプだった一方、レナートはより慎重なタイプでした。2人の弟のカール=エリクもStil-Industrierで働き始め、生産に必要な新しい道具を開発する力を持っていたことから、会社で重要な役割を果たしました。4番目の弟のスヴェン=オロフ氏も同社で働き始めます。Stil-Industrierは、2つの会社のうち大きい方でしたが、2社ともお互いに支えあうようになりました。
Image: ヴォ―ゴーダにあるStil-Industrier社施設内の様子、1970年頃
3. モートンASP
3. モートンASP
アメリカの会社Morton ASPが、今日のオートリブの礎を築いているのをご存知でしたか?
オートリブとMorton ASPの2社は、1997年に合併。オートリブと同様、Morton ASPにも長く興味深い歴史があります。Morton ASPは、1900年代中頃にロケット燃料の製造を始めた大手化学メーカーグループの一部でした。この事業を礎にその後、Morton ASPがパイオニアとなるエアバッグの開発を始めました。
Image: 1977年Morton ASP製ロケットの写真
2. Gränges
2. Gränges
見方によっては、オートリブのルーツは1937年にまで遡るのをご存知でしたか?
1937年はアルミニウムメーカーのWedaverkenが創業した年です。1965年のある日、2人のエンジニア兼投資家のカールソンとスウォーンがWedaverkenを訪ねます。2人は航空宇宙産業での経歴があり、ベルトリトラクター(シートベルトを巻き取る装置)の特許を取得していたのですが、それが同社参入のきっかけになりました。のちにWedaverkenとオートリブは同じGrängesグループに属し、お互いの製品を補完しあうことになります。
Image:1977年 Gränges Weda製のリトラクター
1. 2人の兄弟
1. 2人の兄弟
オートリブのルーツがスウェーデンの小さな町、ヴォーゴーダにあるのをご存知でしたか?
この町でレナートとスティグのリンドブラッド兄弟が1953年に小さな自動車会社を設立しました。事業は芳しくなく、兄弟は別々の道を歩むことにしました。しかし、レナートは、自動車産業で下請けとして働きたいという思いが固く、シートベルトの製造を始めます。レナートは妻の安全に対する不安から、シートベルトに着目することになりました。最初のベルトは、牡牛の首輪に、地元の織物業者が生産した一番頑丈なナイロンを使用した工業用ベルトを組み合わせたものでした。
Image:レナート(左)とスティッグ(右)リンドブラッド、1978年